以前紹介した、パニアバッグになるメッセンジャーバッグ「TIMBUK2 ブリットパニアーメッセンジャー」ですが、ESCAPE R2(キャリア装着済み)で使ってみたくなり、筆者にしては通販(Amazon)で購入しました。
さっそくチェックしたかったのが背面のフック(メーカーではクリップと呼称)。このようにマジックテープ、じゃなくてベルクロ、じゃなくて…(どれも商標)…面ファスナーにフックが隠れています。
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面ファスナーをビリビリと開いて、
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フックが露出。上の画像をクリックして、リンク先で拡大表示してみてください。これで荷物の重さを支えているのかと思うとちょっと不思議。壊れたって話は今のところ聞かないので、大丈夫なのでしょうけど。
面ファスナーだけ閉じてやればOK。
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この状態で、フックをキャリアにひっかければいいわけです。
と、その前にフックの拡大。
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あと、中はこんな感じ。容量は18.0Lです。
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さて、取り付け。
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いきなり夜ですみませんが、まぁこんな感じです。バッグ自体が意外と縦に長く、キャリアへの取り付けもちょっと重心が高い感じになります。
しかし、フック自体は単純なカタチをしているように思うのですが、いざキャリアに取り付けてみると、これが不思議とグラグラしないのです。さすがに走行中に大きな段差を乗り越えると、一瞬バッグが浮いたんじゃないかという気にはなりますが、フックの長さは8cm以上あるので、ふつうに乗ってる限りは大丈夫かなと。ただ、取り外すときは上に持ち上げるだけでスッと外れるので、宙返りするような大転倒なら外れるかも。
実際にこのパニアーメッセンジャーの中にiPadとデジカメと筆記用具を入れて走ってみました。いわゆる片パニアなので最初は「おわ、左が重たい」と感じましたが、走っているうちに慣れてきます。そして「背中に何も背負ってないってシアワセ〜」と思います。7kmほど走って、この日は駅の駐輪場にESCAPE R2と駐輪。そのままパニアーメッセンジャーを取り外して電車で移動です。
実際にパニアーメッセンジャーを肩にかけて歩いてみると、さすがにちょっと「メッセンジャーバッグ」とは言い難いかなと……というのも、キャリアに取り付ける上で必要な強度を得るために、背面には板状のものが入っており、背中にフィットしないのです。「TIMBUK2」というブランドで製品名にも「メッセンジャー」と入っていますが、過剰な期待は禁物です。フックの存在を背中に感じないのは確かなんですけどね。背負うときは板を背中にのっけるくらいの気持ちで使うといいかもしれません。
そして気になるのがフックの耐久性ですが、こればかりは使ってみないとわかりませんので、長期的にレビューしたいと思います。
いずれにしても、パニアバッグが手に入ったことで、ESCAPE R2のカスタマイズもひとまずの完成です。パニアバッグのために、キャリアを装着したので。
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(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。