前回から少々時間が経ちましたが、Macユーザーのためのemetersライフ、いよいよメーターを装着して走行し、データのアップロードを行います。前回はコチラからどうぞ。
装着してしまえばあとは簡単、走り出すだけ。emetersは、オートスタート/ストップが標準のモードです。その他に、自分でボタン操作によりスタート/ストップを行う「TTモード」があります。自分で決めたコースをどれくらいの時間で走ったかを記録したい場合は、TTモードを使うと良いのかもしれませんが、説明を読んでも存在意義や使い方がよくわかりませんでした。これは後になってよりいっそう感じることなのですが、emetersは「○月○日に■km走った」ということを記録していくことに、特化しているように思います。その用途においては、標準のモードで構わないでしょう。
さて、走り終わって帰宅したら、emetersを自転車から取り外し、USBでMacに接続します。Macの側ではもちろん、VMWare FusionとWindows 7を起動しておきます。
emetersを接続したら、次のような画面が現れます。
なんだかすべての文字がグレーアウト(使えない状態)になっているように思えますが、そうではありませんでした。「データアップロード!!」をクリックします。
自動でサーバーにログインされ、
データがアップロードされていきます。
アップロードが完了すると、Webブラウザが起動してemeters Webで日記が入力できるようになっているという便利さ(emeters的には“クイック入力”と呼ぶ)。この段階で、メーターとMacとの接続は解除して構いません。
が、ここでひとつ問題が。日記入力画面では「 キロ走りました」というタイトルがデフォルトになっていて、クイック入力の際には実際に距離の数字が入っているのですが、今回、とりあえずテストということで、駅との行き帰りに8km強走ったのに、クイック入力時のタイトルに入れられた距離は「2.88キロ」だったのです。
はい、日付を跨いで走っておりました。2.88kmというのは、深夜0時を回ってからの距離だったようです。
もうひとつ、
ときおり上のようなエラーが出てしまいます(メーターとの接続が外れた、とある)。これが何を意味するのか、よくわかりません。少なくとも物理的には接続されてます。10秒以上してから再接続するようにと言われていますが、何度接続してもダメなときはダメで、そのときはしかたなくWindowsを再起動しています。そうすると、接続できます。また、10分ほど時間を空けてから接続すると、上手く行くときもあります。何度か試していますが、「このようなケースで絶対に症状が出る」「こうすると絶対解消する」というところまで行き当たっておりません。
ただ、ひとつ心当たりがあるとすれば、ウイルス対策ソフトの更新やWindowsの更新などがバックグラウンドでゴリゴリと動いている間は、このエラーが出やすいように思います。確証があるわけではありませんが、Windows起動後、ある程度時間をおいて、更新等が済んだ頃を見計らうと、エラーが出にくいようです。また、emetersのSNSのほうでは「Windowsマシンでもエラーが出る」というコメントをいただいたので、Mac+VMWare Fusionの固有の現象というわけではないのかもしれません。
次回は、何回か使用してみてログを見たりSNSを使ったりして感じることについて、書く予定です。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。