ロードバイクには「フレーム売り」と「完成車」という2種類の販売形態があります。
●フレーム売り
呼んで字のごとく、自転車のフレーム(とフロントフォークのセット)だけで販売されています。カタログでは「フレームセット」などと表記されます。各種のパーツを別途購入し、ショップで組み立ててもらいます。
フレーム売りの例:FELT AR1 フレーム(税込312,900円)
●完成車
フレームだけではなく、パーツが揃った「自転車」の状態で販売されるものを「完成車」と言います。かつてはフレーム売りが多かったのですが、今ではローエンドからハイエンドまで、多くのロードバイクが完成車として販売されています。
●で、どちらがいいの?
フレーム売りと完成車の両方がある場合、フレームで買えば好みのパーツで組み上げることが可能です。一方、完成車の場合はパーツを自分で買うよりもお買い得になるケースがほとんどです。
一方、完成車のパーツはメーカーが決めているので「フレームサイズはコレでちょうどいいけど、完成車に付いてくるハンドルが広すぎる」といったようなケースも出てきます。プロショップでは、ひとりひとりのユーザーの身体に合った自転車を提供することを目指しているので、もし完成車に付属するパーツがユーザーに合わないと判断した場合は、パーツを交換して組み立てることもあります。
今では完成車でしか販売されないロードバイクがかなり多いので、基本的には完成車で買うことになるでしょう。フィッティングや細かいパーツの交換等については、プロショップで相談すると良いでしょう。
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松戸:ベロシステノブ|町田:たかだフレンド|川越:シクロガーデン
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。