先日、あるライターさんの自転車を見たら「パワークランク」(PowerCranks)なるものが装着されていました。そういやサイクルモードでチラッと見たなぁなんて思いつつ、現物をちゃんと見るのは初めて。なんでも、踏み足を意識しないと回すことができない仕組みになっていて、ペダリングの練習・トレーニングにとても良いのだとか。家に帰って調べてみると、結構話題になっているのですね。
まずはこちらのブログ記事をご紹介。
【追記】パワークランク(Power Cranks)を導入!(動画あり!) (なおっきのぶろぐ)
動画もあります。ぜひご覧になってください。クランクが左右独立して動いてます!
えーっと、つまり。ふつう、両足ともビンディングペダルをはめて、右足だけでクランクを踏み込んだら……左足も勝手についてきますよね。ところがパワークランクは左右独立しているから、まともに?走ろうと思ったら、右足を踏み込んでいる間は左足を自らの意志で引き上げないといけないのです。
上記ブログの「なおっき」氏は別のエントリーで、
まさに永久片足ペダリング状態!
via naokki.com
と表現されています。
他のユーザーさんも同じようなことをおっしゃっていますね。
楽に速くなりたい: PowerCranks (パワークランク)
下死点からのペダルの引き上げに反対側の脚の踏力は一切貢献しませんからまさに引き脚だけが頼りです。常時「片足ペダリング×2」の状態で走って居ることになって、結果としてスムーズなペダリングと引き脚に必要な筋力とが同時に得られるはずって言う寸法です。
説明としては「りんきち」店長さんのブログがわかりやすいかも。
通常の自転車のクランクは、左右が180度で固定されており、右足を踏み込めば
反対側のクランクは自然と持ちあがってきますね。それがパワークランクでは、自ら引き足を積極的に使わないと回せません。
こちらのショップさんのブログを見ますと、お値段は11万円〜15万円と結構いたしますが、すごく鍛えられそうではあります。
日本での取り扱いは、アソスの代理店でもあるRGTエンタープライズさん(残念ながら同社としてのWebサイトはありません)です。
PowerCranks – for cycling, running, and rehab success
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。