20日、パナソニックサイクルテックが同社のオーダーシステム「POS」の受注を開始したと発表していました。
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メイドインジャパン、自社工場で生産されるフレームです。
POSは、ディメンションを指定できる「フルオーダー」と、同社が「カスタムオーダー」と呼んでいる、あらかじめ設定されたサイズやパーツ等の選択肢からオーダーするイージーオーダーシステムの2本柱。カスタムオーダーでもハンドル幅やクランク長、ステムの長さ等が選択でき、フレームのサイズ設定も豊富なので、自分に合った自転車が手に入ります。カラーオーダーも可能です。
フラッグシップはやはりチタンフレーム。通称「パナチタン」ですね。
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FRTP2。35万円(フレームセット、税込)。チタンフレームには、ミニベロやハードテールのMTB、さらにはシクロクロス車までありますよ。
もちろんクロモリフレームも健在。
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B-ORC03。105完成車22万円(税込)、アルテグラ完成車31万5000円(税込)。フレームセットのFRC03は12万円(税込)。
クロモリフレームのロードには、フラットハンドルの完成車も追加されていました。
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B-OFR1。完成車のみで12万8000円(税込)。
今となっては貴重なツーリング車もあります。
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B-OSC6。完成車で16万円。フレームセットのFSC6は9万円(ドロヨケ込)。ホイールはMTBと同じサイズの26インチです。
700Cのデモンタブル(分割フレームのツーリング車)もあります。
パナソニック・POSのクロモリフレームやツーリングモデルは、ちょっと前の世代の自転車の雰囲気を持っています。「最近のカーボンフレームはデザイン的にどうも……」という人は、食指が動くのではないでしょうか。
(須貝弦)