修善寺(伊豆市)の日本サイクルスポーツセンター(日本CSC)にドーム型屋内競技場が建設されることになったと、複数のメディアが伝えています。競輪場ではありません、オリンピックやワールドカップでおなじみのトラック競技を行うための施設です。
ドーム型屋内競技場建設へ : 静岡 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターは19日、オリンピックや世界選手権レベルの国際大会も開催できる、国内初の板張り走路(1周250メートル)を備えたドーム型の屋内自転車競技場を建設すると発表した。
現在、同センターには屋外にコンクリート製250メートル走路を持つ練習場がある。同センターによると、板張り走路はコンクリート製に比べ摩擦が少なく、スピードが出るため、国際大会は板張りで行われている。
同センターが昨年6月に文部科学省の「ナショナルトレーニングセンター自転車強化拠点施設」に指定されたのを受け、選手育成と強化に向け、国際基準をクリアした施設を建設することになった。
地域ニュース・東部:来秋ドーム型自転車競技場 伊豆 国内初、板張り
豆市の日本サイクルスポーツセンターは19日、敷地内にドーム型屋内自転車競技場「伊豆ベロドローム」(仮称)を建設すると発表した。日本初の木製走路を採用し、周長250メートルの板張りトラックを設置する。建設費は約30億円で、2011年9月の完成を目指す。世界標準になっている木製走路を活用し、トップ選手の育成・強化に役立てる。
静岡新聞のサイトには完成予想図も出ていました。残念ながら日本CSCのサイトには何の情報もありませんでしたが。
ちなみに東京ドームも板張りバンクが格納されているのをご存知ですか? 競輪場としては使用されていませんが、イベント(オリンピック壮行会)等で使用された実績があるので、メディア等でご覧になったことのある方もいるでしょう。
日本で自転車のトラックというとすぐに競輪がイメージされると思いますが、NHK-BS1やBS-TBSで放送しているような、ギャンブルではない純粋なトラック競技を、屋内の競技場で見るのも良さそうです。「6日間レース」なんか憧れますよね。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。