日本ではたくさんのスポーツサイクルが販売されていますが、それでも決して「すべて」ではありません。世界には、日本で売られていない魅力的な製品がたくさんあります。日本で取り扱いそのものがないメーカーもありますし、大きなメーカーなどは仕向地によってラインアップや仕様が大きく異なります。というわけで、日本で買えない!をテーマにお送りしています。
今回取り上げるのは有名ブランドのTREK(トレック)。
ベルトドライブ、シングルスピードのアーバンモデル「District(ディストリクト)」は、2010年からラインアップに加わっています。日本でDistrictと言えば、これ。
クロスバイク | District (ディストリクト) | トレック
また、カーボンフレーム&ドロップハンドルの「District Carbon」もあります。
海外にはもう少し違うバージョンも。
チェーンドライブの廉価モデル、「3rd District」です。リンクはオランダのページに貼ってみました。外観はシックな色使いが特徴で、グレー基調ながらオレンジ色が派手なDistrictとは、また違って魅力があります。カラー違い&ドロップハンドルの「2nd District」というモデルもありました。
アメリカのWebサイトで見つけたのはこちら。
26インチのコンフォートバイク「Navigator 3.0」です。街中で使うにはこういう自転車も便利でそこそこ早かったりするのですが(このNavigator 3.0のようにフロントのアウターが48Tだとなおさら)、各社とも日本にはあまり導入しません。個人的には好きなジャンルなのですが。
この他にも、TREKほどの大ブランドになると日本では見ることのできないたくさんの自転車があります。アメリカ/ヨーロッパ/日本で結構違いますし、ヨーロッパの中でも国によって少し違いがあるのが面白いです。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。