三洋電機は先月30日、東京都世田谷区に「ソーラー駐輪場」と「eneloop bike」を納入すると発表しています。世田谷区が運営するレンタルサイクルおよびレンタルサイクルポートとして利用される予定です。
三洋電機株式会社(以下、三洋電機)は、創エネ(太陽電池)・蓄エネ(二次電池)・省エネ(業務用機器等)技術を融合したシステム(スマートエナジーシステム 以下、SES)で、工場や学校、店舗といった施設のCO2排出量やランニングコストの大幅な削減を提案するエナジーソリューション事業を、今後本格的に展開してまいります。
その取り組みの一つとして、三洋電機は、2010年春、東京都世田谷区に、太陽電池とリチウムイオン電池を組合わせた「ソーラー駐輪場」と、電動ハイブリッド自転車「eneloop bike(エネループバイク)」を納入します。これは、駐輪場の屋根に取り付けた太陽電池で発電した電気を蓄電し、電動ハイブリッド自転車の電池に充電したり、駐輪場の照明を賄うもので、化石燃料を一切使わない、完全独立型のクリーンなシステムです。
via jp.sanyo.com
駐輪場が設置されるのは2010年春。場所は、京王電鉄京王線・桜上水駅前とのことです。
南北の公共交通が弱く、入り組んだ路地ばかりの世田谷区では、公共自転車が(もちろん私物の自転車も)威力を発揮できそうです。小さな川を埋め立てた緑道も多いですしね。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。