2009年シーズン、アーティストとコラボレーションした自転車でレースを戦った、ランス・アームストロング。見る人によっては、自転車とアートが結びつくこと自体が新鮮だったかもしれません。とくに奈良美智さんのデザインした自転車が走りましたからね。でも、ツールが終わった後に出た雑誌やムックの中には、この出来事をほとんどスルーしていたものもあって、ちょっと悲しかったですが。
CyclingEX: ランス・アームストロングの自転車がどんどんすごいことになってる件
CyclingEX: 奈良美智氏がデザインしたTTバイクがツールを走る!
一連のカスタムペインとバイク、チャリティーオークションに出されて、かなりの金額で落札されたようです。
ランスのアーティストバイクが125万ドル(およそ1億2千万円)で落札 | トレック
11月1日、ニューヨークで開催された“IT’S ABOUT THE BIKE”と呼ばれるバイクオークションに、ランス・アームストロングのアーティストによるデザインカスタムペイントバイク7台が出品され、総額125万ドル(およそ1億2千万円)で落札された。収益金は、すべてランス・アームストロング財団に癌撲滅の研究費として寄付される。
しかし、日本の「痛チャリ」の例を出すまでもなく、自転車ってキャンバスとして結構面白い存在なんですよね。
PHIL FROST / EUGENE HOOD PHOTO
そう、とくにディスクホイールは。
rvca014.jpg / EUGENE HOOD PHOTO
萌絵だけじゃなく、もっとアートな自転車が街に増えたら楽しいですね。
でもディスクホイールじゃビル風に煽られて危ないか(笑)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。