pedalfarこと米津一成氏が監修した、河出書房新社の『ビジュアル版 ロングライドの世界』を読みました。
ロードバイクに乗り、長い距離を走ってみたい——そんな願望を持つビギナーに向けて、自転車選びから必要なグッズ、ロングライドへの取り組み方などを豊富なビジュアルで紹介した1冊です。
ロードバイクとはどんな乗り物なのか、どんなものが必要なのか、そしてロングライドってどんな世界なのか。まだスポーツサイクルに触れたことの無い人が、イメージを膨らませるのにぴったりな本だと思います。ロングライドに興味があって、これからロードバイクを買いたい人は、この本を読みつつ「自分はどんなふうに乗りたいか」をしっかりと思い描き、その上でプロショップを訪ねると良いでしょう。そういったことへのきっかけとして、この本は機能すると思います。
ロングライドに限らず、もう少し広くスポーツサイクルに興味を持っているのであれば、毎日コミュニケーションズの「本気で自転車!2009年版」といっしょに読むと、いいかな。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。