CyclingEXは、別に各社の2010年モデルを伝えるために立ち上げたわけではないんですけど、今は「そういう時期なんです」ということで、しばしお付き合いください。前回ちょっとだけお見せした、コーダーブルームの2010年モデルの続きです。
コーダーブルーム2010年モデルの大きなトピックは、女性用モデルとして「Fエディション」というシリーズを追加したこと。前回紹介した「F-F 1.0 S-2」はキャリパーブレーキのフラットバーロードでした。
↑こちらは「R-F 1.0 S」。Vブレーキを採用したスピード系クロスバイクの「Fエディション」です。カラーは写真のダークピンクの他、ポリッシュブルーもあります。サイズは1サイズのみで、価格は48,300円(税込)。
ここから先は男女兼用のスタンダードモデルを紹介。
↑こちらは「R 1.3 CS」。泥よけやフロントキャリア&バッグを標準装備。サイズは1サイズのみで、価格は44,100円(税込)です。で、ちょっと見てほしいのが次の写真。
微妙な色合い、わかります? 50,000円以下のクロスバイクでこんなふうに遊びのあるカラーリングを採用しているのは、ちょっと珍しいです(そしてコーダーブルームの個性でもあります)。
↑低いトップチューブが特徴の「C 1.0 S-2」は2サイズ4色の展開。39,900円(税込)という価格が何よりも魅力。
↑「N 1.0 S」は3サイズ5色の展開。42,000円(税込)。
↑泥よけやダイナモ式ライト、フロントキャリア&バッグを標準装備した「R 2.3 CS」は57,750円(税込)。写真ではわかりにくいですが、カラーはポリッシュとポリッシュブラックの濃淡になっています。他に、ライトブルーも有り。
↑もちろんロードバイクもあります。こちらは「F 1.0 S-1」。サイズは2種類、カラーはトーンイエローとマーブルブラウンの2色を用意。120,750円(税込)。
というわけでいくつか紹介してきましたが、Fエディションもスタンダードも、まだまだたくさんの種類があって、ちょっと紹介しきれません。どれもよく考えられているし、カラーリングのセンスが優れていて、しかも価格が安い。コーダーブルームはなんだかすごいブランドになりつつあるなという印象を持ちました。
ちょっとだけ難点を挙げると、例えばロードバイクの「F 1.0 S-1」などは、もう1サイズあるといいかなと思います。全体的に、サイズ設定が少ないです。
また、「Fエディション」が登場しラインアップが充実したのは事実ですが、その一方で複雑になったとも言えます。モデル名も記号と数字だらけなのが残念。実はモデル名の頭の文字はシリーズ名を示していて、例えばFなら「FARNA」、Nなら「NOLLY」というシリーズなんです。せっかくすてきな名前が揃ってるので、惜しい感じがします。「F-F 1.0 S-2」とか、言いにくいですよね。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。