先のツール・ド・フランス、日本人が出るということで「はじめてテレビで観た」という方も少なからずいらっしゃると思います。筆者の家族(自転車にまったく興味なし)が初めてテレビのレース中継を観たときに驚いたことのひとつが、選手が空ボトルをポイポイッと放り投げて捨ててしまうことです。誰かが拾って記念品にすることもありますが、誰もいないところに放り投げられたら、それはただのゴミでした。でもレースの世界では、ずっとそうしてきたのです。「全部チームカーが回収しろ」とかいうのも、無理な話しで……。
そこで表題の「100%生分解素材を使用したボトル」の登場です。
リンク: RIOGRANDE : [新製品情報] ELITE 100%生分解性素材の「HYDRAネイチャーボトル」や飲み口が新しくなった「JOSSAボトル」などが新発売.
ジロやツールなどの有名なレースで、レース中に選手が道端に放り投げる空になったボトルはファンにとって格好のコレクションアイテムで、投げられたボトルに沢山のファンが群がるほど。しかし、もしそのボトルがファン達に見つからず、草むらのなかに捨てられたままになってしまったら・・・
そんな時でもHYDRAネイチャーボトルなら、1年後には微生物に分解され土となって、環境に負荷を与えることなく地球の一部に還るのです。
一般の自転車乗りでも、旅先等で「ボトルを落としてしまい、谷底へ……」というのは、たまに聞く話。また、たいしたギャラリーもいないレースでボトルを落としてしまった場合も、そのボトルは誰にも拾われない可能性が高いです。でも、そうやってボトルを落としてしまっても、このHYDRAネイチャーボトルなら土に還るというわけです。
希望小売価格は630円(税込)です。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。