Netherlands – Dec 1 -077 / zemistor
↑日本では御法度!
先日、初代自転車名人の忌野清志郎さんが亡くなりましたが、本日、三代目自転車名人が発表になりました。二代目の鶴見辰吾さんから引き継ぐのは、なんと、勝間和代さん!
リンク: 三代目自転車名人に経済学者の勝間和代 | 自転車ならサイクルスタイル.
TREKのロードバイクに乗って移動する勝間さん、その様子はメディアにも取り上げられているし、ご自身の著書にも書かれているようなので、ご存知の方もいるでしょう。
しかしCyclingEXとしてはあえて、この人選に苦言を呈したいと思います。
かなり以前のエントリーですが、勝間氏はこのようなことを書かれていました。
リンク: 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!: 新製品の意外な落とし穴.
失敗したのは、このデザイン、自転車に乗ると、むちゃくちゃ風切り音がひゅーひゅーして、全然音そのものが聞こえなくなるんですね。
そう、勝間さんは自転車に乗りながらヘッドフォンを装着し、オーディオブックを聞いていたのです。
少なくとも、いわゆる昨年の改正道交法以来、自転車に乗りながらヘッドフォンで音を聞くことは禁止されています。
リンク: 携帯、ヘッドホンは禁止 自転車の運転で新ルール – MSN産経ニュース.
運転中に禁止、注意すべき事項として、携帯電話やヘッドホンステレオ使用のほか、歩道でむやみにベルを鳴らさないことや、雨天の場合は傘ではなく、雨がっぱを着用することなどを挙げた。
私は、勝間さんが現在、自転車に乗りながらヘッドフォンを使用することをやめられたと信じています。なぜなら、ご自身のブログのコメント欄で、道交法に言及されていたから。
リンク: 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!: 祝! アマゾングーグル化総合1位 本当にうれしかったことはみなさんの応援.
そうなんです。ヘッドフォンが禁止になりそうです(苦笑)。ナビはMP3プレーヤーにもなるので、スピーカー音声でちょっと試してみるかもしれません(笑)。
しかし道交法で禁止される以前に、自転車という、人が生身で乗る、それでいながら25km/h以上軽々出てしまう乗り物で、耳からのインフォメーションを奪ってまでオーディオブックを聞いて勉強する合理的理由って、あったのでしょうか。
耳からのインフォメーションを奪ってしまうことは、たいへん危険です。歩いていたって、ヘッドフォンで音楽などを聴いていると、後方から来る自転車などの気配に気づきずらくなります。これは、多くの人が体感として知っていることだと思います。勝間さんがそれを体感するチャンスがなかったのだとすれば、運が良かったか鈍感だったかのどちらかです。
勝間さんには、自転車名人として選ばれたことをきっかけに「自転車に乗りながらヘッドフォンを使用するのは御法度である」「未だに自分をマネして自転車に乗りながらオーディオブックで勉強している人がいたら、今日から絶対にやめるように」と、ご自身のブログで力強く宣言されることを期待します。
そしてぜひコチラをお試しください(笑)
リンク: CyclingEX: tumblrで、自転車対応「スピーカーバッグ」で聞きたい音楽について伺っています.
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。