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  • 投稿の最終変更日:2022年6月19日
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なぜ少ないか。
そんな記事やっても本が売れないと考えられているからです。
ライターの私から見ても、まぁ簡単には売れないと思います。

サイクルスポーツ(雑誌のことではない)の普及を考えたとき、「底辺の拡大」と「トップカテゴリの充実」の両方が求められると思うのですが、今の段階で各雑誌が目をつけているのは、主に底辺の拡大のようです。だから「自転車日和」や「自転車生活」のような媒体が成り立っているわけです。ただ、二玄社の「BICYCLE NAVI」が出てからというもの、何を指して底辺の拡大というのか、みんな見失っているような気はしますけど(ぶっちゃけ、私にもわかりません)。

で。

国内ロードレースの記事をもっと雑誌で読みたいという人は、出版社に意見を送りましょう。そして、レースを扱った記事が掲載された場合は、賛辞と叱咤激励の声を送りましょう。これはとても重要です。なぜなら、レースの記事が掲載された場合「レースには興味が無い」という声がたくさん届く……なんてコトが、マジで起きているからです。声が大きい意見に影響されるのは、仕方が無いことなのです。

レースやトレーニングの記事を望んでいることを声にして、少しでもいいと思う記事があったら、また声を送る。そうやって、読者こそがメディアを育てなければいけません。今の自転車雑誌は、底辺の拡大と「昔からのユーザーの惰性による購読」に甘えています。その状況を変えるのは、読者しかいないのですよ、たぶん。

あ、あと、今のところヒルクライムは競技の入口として成立しています。「またヒルクライムか」と言わずに、暖かい目で見てあげてください。ただ、雑誌のネタとしてはヒルクライムもそろそろ辛いでしょうなぁ、自転車通勤のネタが食いつぶされたように。

(SUGAI Gen)

自転車が絡む読み物や自転車生活に役立つ商品の紹介を、新しい「CyclingEX」に掲載しています。