港北ニュータウンを要する横浜市都筑区に、いくつか存在する富士塚。前回はそのうちのひとつ「川和富士」を紹介しましたが、その近くに「池辺(いこのべ)富士」という富士塚もあるらしいので訪ねてみました。
川和富士や池辺富士のあるあたりは丘陵地隊で、さぞかし急坂を行ったり来たりさせられるのだろうと思っていましたが、想像していたよりはラクに巡ることができます(貧脚でもどうにかなるってっこと)。そして、川和富士から池辺富士までは自転車ほんの数分でした。
周辺には農道がきれいに整備された農地が広がっていますが、一区画だけ、農地ではなくこんもりとした築山が。これが池辺富士です。
川和富士と比べるとだいぶ規模が小さいですが、おそらく川和富士が大きすぎるのでしょう。
引きの写真だとサイズ感がわかりやすいでしょうか。こちらの富士塚には、ちゃんと「浅間社」と書かれた鳥居があります。最近になって新しい鳥居になったようです。
池辺富士ももちろん「登山」できるのですが、実はロードバイクを停めて置くのに適した場所がなくて、なんとなくためらってしまいました。したがって山頂からの写真はありません(池辺富士で検索するといろいろ出てくるので、気になる方はどうぞ)。
周辺は、のどかな農地です。すぐ近くが港北ニュータウンだなんてウソみたい。
この池辺富士、周辺の農地造成の際に作り変えられているように見えなくもないのですが、どうなのでしょう。
情報源: Googleマップを使って過去の地形図や空中写真を見る
また、今回紹介した池辺富士とは別に、後年に築かれた「新池辺富士」なるものもあるようです。こちらも気になる方はググってみてください。
[後日談]
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。