岡山県津山市にあるJR西日本・津山駅の近くに、古い機関庫を活用した鉄道の博物館「津山まなびの鉄道館」がオープンしています。
情報源: 津山まなびの鉄道館
扇の形をした機関庫(扇形機関庫)を持つ旧津山機関区を活用した博物館として、2016年4月2日にオープンしたばかりの新しい施設です。扇形機関庫は、梅小路蒸気機関車館(京都鉄道博物館としてリニューアル予定)のものに次ぐ、日本で2番目の規模を持っているとのこと。近代産業遺産に指定されています。
博物館では、鉄道のあゆみや仕組みを知ることができる展示が行われています。
メインとなる扇形機関庫では、旧国鉄時代のものを中心に、蒸気機関車「D51」やディーゼルカーなどが展示されます。2014年4月に閉鎖された大阪の「交通科学博物館」の展示物の一部は、こちらで活用されています。
交通科学博物館に展示されていた時代の、DD13とDF50。
●津山まなびの鉄道館
運営 津山市観光協会
住所 岡山県津山市大谷(津山駅より徒歩約10分)
開館時間 9:00〜16:00(最終入館受付は閉館時間の30分前まで)
入館料金 一般(高校生以上)300円、中学・小学生100円、幼児(小学生未満)無料
休館日 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日~12月31日
※平成28年4月〜6月(晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン)期間中は月曜日も開館
この津山の地に遺された、価値ある鉄道遺産を後世にしっかりと伝えていくことにあわせて、今や私たちの暮らしに深くかかわっている鉄道の成り立ち、社会や地域とともに発展してきたあゆみ、しくみの変遷についてご紹介し、特に、これから将来を担っていく小・中学生など若い世代の皆さまに、鉄道に対し一層理解を深めていただくことをねらいとしています。
リンク: 津山まなびの鉄道館
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。